自分が亡き後、家族に迷惑をかけないように相続対策をする人が増えています。存命中の相続というと家族信託と生前贈与が一般的ですが、これらの違いをご存知でしょうか。
家族信託とは文字通り家族を信じて託すという意味で、本人が「財産権」を持ち続けながら財産を託された家族や親族が柔軟に財産の管理が行えるように創設された制度です。
そのため財産権を持つ人物に急な不幸があった場合でも、委託された人物が代わって資産の売却などをすることが可能です。
一方の生前贈与は年間110万円が非課税となる「暦年贈与」を活用したもので、財産分与にかかる相続税を最低限にできる制度です。例としては、子ども3人にそれぞれ1千万円ずつ贈与すると控除額を加味して相続税として100万円が課税されますが、毎年100万円ずつ10年間贈与を続けると無税で同じ1千万円を贈与することができます。
それぞれに特徴がありますので、相続する側のことを考慮して選ぶことが大切です。
池袋で家族信託のサポートが可能な会社6選
さて、冒頭でもお話しました通り信託の中には家族信託というものがあります。
『家族信託』とは今後の遺産相続や土地の権利継承がどうなってしまうのか、将来に漠然とした不安を持ったことがある、という方に知っておいて欲しい制度です。これは、財産管理を代行せずに家族自身が担う方法で、家族の家族による家族円満のための信託という人もいます。
注意しておいて欲しいのは家族信託自体は家族以外でも利用する事が出来るという点です。家族間で信託を利用するケースが多い為家族信託という名称がついていますが、正式名称は民事信託と言います。
また、現在こちらの民事信託に関してサポートを行っている会社がいくつかあるのですが、今回はその中でも池袋で民事信託(家族信託)のサポートが可能な会社を6箇所PICUPしてご紹介していきます。
安心した生涯をすごすための準備を始めてみてはいかがでしょうか?
【相続専門税理士】相続サポートセンター
相続サポートセンターは、その名の通り“相続”に特化したプロフェッショナル集団です。相続税申告をメインで行っているところではありますが、家族信託はもちろん不動産の名義変更や遺産分割など、相続に関する様々な依頼に対応しています。家族信託は出来ることが多すぎて対処の仕方が個人では分かりにくいと聞きます。ですから専門家に相談をすれば、あらゆる要望に柔軟で的確な提案をしてもらえるでしょう。
相続サポートセンターは全国に13拠点あり、その内都内には5拠点が置かれています。まずはお近くの拠点に相談をしてみるといいかもしれません。
家族信託トータルサポートセンター
家族信託トータルサポートセンターは、その名前の通り家族信託を専門に扱っている団体です。理念は高齢化社会の中で、心身ともに自分らしく充実した生活を送るための備えのお手伝いを提供する、ということだそうです。信託契約は高齢者本人の為だけでなく周囲の人の安心のためにも繋がると聞きます。しかし家族信託は健全な判断能力がなければ認められません。
ですから家族間で早めに検討することができるように、家族信託トータルサポートセンターでは依頼の受付やサポートだけでなく、終活全般に関わる相談会・セミナーを開催しています。ホームページの中に掲載されているページでも、家族信託とは何か、漫画や実例を用いて丁寧に説明してくれています。信託が家族間で必要になるのはまだ先だけれど、話だけでも聞いてみたいという方は是非参加してみてください。
泉総合法律事務所
泉総合法律事務所には“相続”に強みを持った弁護士が在籍しています。弁護士に依頼をすることは、法律知識や前例を相続全般において広く理解をしているため、完了まで一貫して相談に乗ってもらえる強みがあると言われています。また当事者間でトラブルが起こったとしても法律に基づいた主張と円満な解決が期待できるかもしれません。もし裁判が行われることになったとしても、弁護士であれば代理権を保有しているので安心して任せることができます。
家族信託に関しても同じようにそれぞれの家にお話しを聞いたうえで、最適な形の提案をしてもらえるでしょう。
弁護士法人・虎ノ門法律経済事務所
虎ノ門法律事務所は相続問題に力を入れている団体です。遺産相続をはじめ、家族信託や遺言状の作成などの相談に乗ってもらえます。
遺産の相続に関わる話になると、切っても切り離せないのは相続税や不動産登記の問題です。ですからわだかまりなくこの問題を解決するためには弁護士だけでなく、相続関係に精通した司法書士や税理士の協力が必要になります。
虎ノ門法律経済事務所には弁護士の他、税理士・司法書士・行政書士など様々な専門家が在籍しています。相続に関わる問題解決のために、依頼に対するトータルサポートを可能にする体制が整っているので安心して任せることができるでしょう。
弁護士法人心 池袋法律事務所
弁護士法人心という団体は、私たちがいつか直面するかもしれない法律に関わる相談を受け付けています。それぞれ得意分野別にチームを形成しているのです。遺言に特化したチームや遺産分割に特化したチーム、その中に相続を得意とする弁護士・税理士・司法書士が集まった、家族信託を積極的に請け負うチームがあります。ですから相談を進めるにつれて、もし信託でなく遺言の方がお客様のご希望に沿う場合はそちらの提案に切り替えてもらうことが可能です。
家族信託の内容を家族の間で決定した後も、手続きを進めるまたは書類の提出の場面で様々な疑問がでてきそうですよね。信託契約の内容によっては子供や孫の世代まで続く可能性があります。その場合、個人の弁護士に関わってもらうと契約が実際に実行するより先に引退してしまうことがあるかもしれません。法人団体であれば引退しても別の弁護士に引継ぎをしてもらえます。ですから長く続く信託をお考えの場合は、個人事務所の弁護士ではなく弁護士法人に依頼をするといいと聞きます。